12月22日の易経からのメッセージ【乾為天けんいてん・2爻】自分のフィールドを見つけはしたが、まだ下の位置。目標となる人を見定めて、指導を仰ぐことも大切。一人では成し遂げられません。
寒い朝。冬至ですから当然といえば当然です。
陰気極まって、明日から日の光が少しずつ増してくると思うと、すこし明るい気分になります。
今年は日本中のだれにとっても、忘れることのできない年となりました。
原爆が落とされた日本という国に、「起きるはずがない」とされていた原発事故が起こったことの意味を考えてしまいます。
原子炉内部の様子をはっきりつかめないにもかかわらず「第1工程収束」と年内に発表した政府・東電のやり方に怪しさを感じてしまいます。
あと何十年もかかる工程と、避難して生活再建のめどが立たない周辺の方々を思うと、とても収束という言葉からほど遠い現状なのではないかと思ってしまいます。
それでもその言葉の魔術で、経済浮揚にしたいと誰かが考えているんでしょうか?
言霊というものは、本当の神意がきちんとくみ取れないと、力を発揮できない物ではないでしょうか?無知なる人民をだます言葉は、かならずしっぺ返しを受けることでしょう。
北朝鮮の指導者が亡くなって、その国の言葉のありさまを思うと、私たちの国が70年以上も前に行っていたことにイメージが重なります。
さらに、今現在の自国の原子力関係の言葉使いを考えてしまいました。
さて、得卦の解説は過去記事でごめんなさい。
今年は乾為天は何度もいただいています。
この卦は、初爻から上爻まで6爻全てが陽で、爻辞は竜に例えて説明しています。
2爻は下卦の中心。淵に潜っていた竜が田野に現れ出ました。
見龍。田に在り。大人に見るに利し。
日々をこなすに精いっぱいの身。思わず「えっ?」となりましたが、元気は次第に満ちてきています。
少々苦しくてもへこたれることはないですよ。
あなたの存在が見えてくるとき。でもまだ、下の卦。
先達に会って、助言を求めてください。
私は新しい勉学の場で、周り中、先達だらけ。気負わずやって行こうと思います。
先生がたと、みなさんの熱意と意欲が良くわかりますから。
心理的に窮屈なこの時に、乾為天を頂くというのも変ですが、くじけずやれるということなのでしょう。
それでは、今日も一日、好い日でありますように。
くんぷう
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